パンデミック(世界的大流行)過去事例は?備えや準備は何をするべき?という疑問について今回は調べてみました。
2020年3月、新型コロナウィルスの感染が世界中で急速に広まってきている中、世界保健機関(WHO)は世界的規模での大流行「パンデミック」を宣言しました。
日本での感染者数も毎日増加し続け、公立学校は休校の措置がとられたりテレワーク勤務を導入する企業も増えてきています。
新型コロナウィルスの感染拡大により、パンデミック(世界的大流行)という言葉が今注目を集めています。
そこで、今回はパンデミックの過去の事例や備えや準備にはどのようなことがあるのかをまとめました。
ぜひ、最後までご覧ください。
パンデミック(世界的大流行)過去事例は?
感染症によるパンデミックは、20世紀以降ではこれまでに4回確認されています。
過去のパンデミックである。いかに中国発生が多いかわかる。現在、もっとも危険視されている鳥インフルエンザも中国発祥である。インフルエンザは水鳥が自然宿主だが、鳥ー豚は感染しやすい。豚ー人も感染しやすい。豚と鳥を一緒に飼育する中国では豚を介してインルエンザが人に感染するよう進化する。 https://t.co/amOOean0zC pic.twitter.com/XSAcK6SxXo
— 竹上将人(中小企業診断士) (@the_last_leaf) March 1, 2020
パンデミックは、数十年に一度起こっていることがわかります。
記憶に新しいのは2009年の新型インフルエンザですね。
SARS、MARSに関してはかなり話題にはなったものの、実は日本での感染者は出ていません。
初めての世界的パンデミックは1918年のスペインインフルエンザです。
順番に見ていきましょう。
1例目のパンデミック:1918年のスペインインフルエンザ(スペイン風邪)
スペインインフルエンザは第一次世界大戦中に大流行し、一部の情報によると、このインフルエンザにより多くの死者が出てしまい徴兵できる成人男性が減ったために世界大戦の終結が早まったとも言われています。
日本でも約39万人という想像を絶するほど多くの方が亡くなり、死亡原因の多くは細菌の二次感染による肺炎だったと言われています。
ワクチンを開発する技術もなかったころなので、これだけ爆発的に広まり、死者も出てしまったんですね。
2例目のパンデミック:1957年のアジアインフルエンザ(アジア風邪)です。
アジアインフルエンザは中国で発生し、スペインインフルエンザより若干軽症のウィルスによって起こったと言われています。世界では100万人、日本でもおよそ8千万人の方が死亡しました。
インフルエンザに対するワクチンが開発されたのはこの頃で、細菌性肺炎を治療する抗生物質も存在しました。
3例目のパンデミック:1968年の香港インフルエンザ(香港風邪)
1968年6月に香港で爆発的に流行しました。
世界中で100万人が死亡。
こちらも中国から発生したと考えられています。
8月には台湾、シンガポールその他の東南アジアへ感染が広がり、その後9月に日本やオーストラリア、12月には米国でピークを迎えました。
4例目のパンデミック:2009年の新型インフルエンザ
新型インフルエンザは、記憶に新しいですよね。
この時にも、やはりマスクが店頭から消える事態となりました。
世界では死者が1万5千人以上、日本でも199人にも上りました。
医学の進歩が進んでいるので、パンデミックが発生するたびにその感染症に対するワクチンや抗生剤などが研究されていますので、少しずつ死亡する方は減少していきます。
そのうち収束する、とは言われてもこれからパンデミックになるかもしれない、というような過渡期においては一般市民も本当に不安で心配な日々を過ごすこととなります。
続いては、パンデミックの備えや準備は何をしたら良いのかをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
パンデミック(世界的大流行)の備えや準備は何をするの?
パンデミックが起こった場合、自分たちの身を守り各家庭が備える方法はどんなものがあるのか。
いくつかご紹介していきます。
①手洗い
まずは、手洗いです。
ドアノブや電車のつり革などたくさんの物に常に触れている手は、ウィルスが付着しやすいです。
外出先では、手で顔を絶対に触らないよう徹底しましょう。
外出先から帰宅した時や調理の前後、また食事前など小まめに手洗いをすることでウィルスが体内に侵入することを防ぎます。
パパっと洗うだけではウイルスを落としきれない可能性が高いので、図のようにしっかり丁寧に時間をかけて手を洗いましょう。
やりすぎかな?くらいでちょうどいいのです。
②健康管理
普段から、免疫力を高めるために十分な睡眠やバランスのとれた食事、また適度な運動を心がけるようにしましょう。
慢性的な疲れは免疫力を下げてしまいます。
③適度な湿度を保つこと
空気が乾燥すると、どうしても喉の粘膜の防御機能が低下してしまいます。乾燥しやすい室内では加湿器などを利用し、約50~60%の適切な湿度を保つようにしてください。
④マスクの着用
感染症は、咳やくしゃみと言った飛沫感染が主な感染経路です。感染している人は、他人にうつさないようにというのはもちろんですが、感染していない人は、口や鼻からウィルスが侵入するのをなるべく防ぐためにマスクを着用しましょう。
⑤なるべく外出を控える
感染は、基本的に人と人との間で感染します。人混みや繁華街などへの外出を控え、出来ることなら自宅で過ごしたほうが良いでしょう。
新型コロナウイルスは、10代・20代・30代の若い世代は重症化しにくいと言われていることもあり、無防備に出歩く人も多いため政府は「不要不急の外出を若い世代に控えてほしい」との声明を出しました。自身は重症しなくとも、高齢者など他の人にうつしてしまってその方が重症化してしまうという事態を防ぐには、たとえ何も症状を感じていなくても外出自体を控えるという選択をしてほしいということです。
どのような感染症でも、われわれのような一般市民ができることで一番効果的なのは上記のような基本的な感染防止策をこまめに・丁寧に行うことです。
パンデミックが起こると、マスクや消毒液などますます入手困難になってしまうことが予想されますので、洗って何回も使用できるマスクも販売されているので購入してみるのも良いですね。
パンデミック(世界的大流行)過去事例は?備えや準備は何をするべき?まとめ
新型コロナウィルスの大流行に伴い、いつパンデミックが発生するか不安な日々ですよね。
しかし、過去にもパンデミックは発生しており、その度に世界は乗り越えてきました。
パンデミックが発生する前に、感染しないようにやはり自分の身は自分自身で守らなくてはなりません。できる限りの予防をしっかりと心がけるようにしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました
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