林高遠選手は、世界のトップランキングを独占する中国卓球界の代表選手で、東京オリンピックではエースとしての活躍が期待されている選手です。
父親がトップ選手を目指した経験のある元卓球選手で、息子に期待して卓球場を開設し、4歳から卓球を始めた息子は世界のトップ選手となりました。
林高遠選手の経歴プロフィール、身長体重、プレーの特徴、目標などを調べてみました。
詳しく調べてみましたので、ぜひ最後までご覧ください。
林高遠の身長体重経歴プロフィールは?
林高遠選手の身長体重経歴プロフィールを紹介します。
生年月日:1995年3月19日(25歳)
国籍:中華人民共和国
出身地:広東省深圳市宝安区
身長:175cm
体重:64kg
世界ランキング:最高2位 現在4位
利き腕:左
グリップ:シェークハンド
ラケット:林高遠ALC-AN
フォア面ラバー:国狂3蓝海绵
バック面ラバー:ディグニクス05
戦型:ドライブ主戦型
学歴:中国卓球学院
所属歴:山東魏橋・向尚運動
代表歴:中国代表 2009年~
林高遠選手の画像①
林高遠選手が生まれ育った広東省深圳市宝安区は深圳市の西部に位置し、かつてはベッドタウンとして発展していましたが、今では宝安国際空港や深セン国際コンベンションセンターなど大都市へと変貌しようとしています。
林高遠選手は4歳で卓球を始めました。
父親の林建宇さんは若いころトップ選手を目指した元卓球選手で、息子のために赤字覚悟で卓球場を経営していました。
林高遠選手は幼い頃を振り返り、「父親は卓球選手になってほしかったのだろう」、「他に遊ぶものもなく、その卓球場で遊びながら卓球にだんだん興味がわいてきた」と語っています。
全国大会が開催されると父親は息子を連れて会場を訪れ、一流選手のプレーを学ばせました。
林高遠選手は幼いころから抜群のセンスを見せていました。
一流アスリートの幼いころの話を聞くと、共通しているのはその競技の環境が整っていることと、親から受け継いだ才能があるということです。
林高遠選手には、父親から受け継いだ才能と、父親が経営する卓球場というベストの環境が整っていたわけです。
林高遠選手が中国ナショナルチーム入りして間もなく、父親は卓球場をクローズしました。
続いては、林高遠選手のプレーの特徴と超高速サウスポーのバックハンドドライブについて調べてみました。
林高遠のプレーの特徴は?サウスポーのバックハンドドライブ!
林高遠選手の戦型は左シェーク裏裏ドライブ型です。
サウスポーでグリップはシェークハンド、ラケットの両面が平らなラバー、フォアもバックもドライブボールを打ちます。
林高遠選手のプレーの特徴は、サウスポーから繰り出されるバックハンドドライブです。
長身と長い腕のしなりを生かした広角に打ち分けるバックハンドドライブは、林高遠選手の最大の武器です。
その動画を紹介します。
中陣からミスすることなく威力あるバックハンドドライブを連打しています。相手選手はコースが読めず、バランスを崩し返すのがやっとです。
もう1つ林高遠選手の武器は曲がりの大きなチキータです。
ここでも林高遠選手が長い腕を効果的に使って、強い横回転をかけて大きく曲げると、相手選手のボールは林高遠選手のバックハンドに返球されて、林高遠選手の得意なパターンになります。
卓球という競技で勝つためには、相手選手の癖や特徴を徹底的に研究し、相手の特徴を出させず自分の特徴を生かす戦いだと思います。
林高遠選手もあらゆる角度から研究されるのだと思いますが、今後どのように克服するか楽しみです。
続いては、林高遠選手のジュニア時代の成績と優勝できずについて調べてみました。
林高遠のジュニア時代の成績は?優勝できず?
林高遠選手は2009年にスペイン・カルタヘナで開催された世界ジュニア選手権大会で、日本の丹羽孝希選手を破り14歳でベスト4入りを果たしました。
2010年のソロバキア・ブラチスラバ大会では決勝進出を果たしましたが、中国の宋鴻遠選手に敗れ2位という結果となりました。
そして、今度こそと臨んだ2011年のバーレーン・マナーマ大会では決勝で丹羽孝希選手に敗れ2位という結果となりました。
2012年のインド・ハイデラバード大会では、中国選手で年下の急成長著しい樊振東選手に敗れ、ついに世界ジュニア選手権では優勝を飾ることができませんでした。
林高遠選手のジュニア時代に優勝できなかった経験は、大きな財産になったのだと思います。
中国代表選手の多くは一度大きな挫折を味わい、そして世界のトップ選手へと成長してゆきました。
ジュニア時代の挫折は、林高遠選手の貴重な財産になったのだと思います。
続いては、林高遠選手の主な成績とボールの変更について調べてみました。
林高遠の主な成績は?ボールの変更とは?
ジュニア時代目立った成績を残せなかった林高遠選手は、シニアとなり次のような成績を上げています。
林高遠選手は2017年から次々と目覚ましい活躍をして、中国代表の座を獲得しました。
林高遠選手の画像②
急成長の理由の1つとして、プラスチックボールへの対応と言われています。
以前はセルロイド製のボールが使用されていました。しかし、セルロイドは耐久性が短く可燃性が高いこと、さらには素材不足やボールのスピード調整などの理由から、プラスチックボールに変更されました。
林高遠選手は、ボールの回転量が落ちるプラスチックボールへの対応を、追い風にしたと分析する専門家もいます。
ボールの変更のように、スポーツの世界はいろいろな理由でレギュレーションが変わることがあります。
しかし、そのレギュレーションは万人に共通であり、一流のアスリートはそれに対応して勝つことが求められると思います。
林高遠選手はボールの変更にいち早く対応し、これを味方にしたかもしれません。
続いては、林高遠選手の目標とする選手と馬龍選手について調べてみました。
林高遠の目標とする選手は? 馬龍選手は?
林高遠選手が目標としているのは馬龍選手です。
中国オープンでの林高遠選手と馬龍選手との試合動画を紹介します。
結果は馬龍選手のストレート勝ちとなりました。
林高遠選手は、「彼は大満貫(世界卓球、オリンピック、ワールドカップで優勝)を獲得しているし、彼の「十年一剣を磨く」の精神は見習うべきところが大きいと感じています。」と語っています。
大満貫はマージャン用語で大勝利を意味します。林高遠選手は3冠達成が目標としているのでしょう。
「十年一剣を磨く」は十年間ひと振りの剣を磨く、すなわち長い間武術の修練を積み力が発揮できる機会を待つことを意味しています。
多くの一流アスリートが、同じようなことを話していた記憶があります。何かを極めようとすると同じ境地になるのでしょう。
さらに林高遠選手は馬龍選手について、「非常に責任感が強く、努力を惜しまず、プロ意識も高い。卓球に対する熱心さもあり、馬龍からはまだまだたくさんのことを学びたいと思っています」と語っています。
林高遠選手が目標とする馬龍選手を越える日が来ることを期待し見守りたいと思います。
林高遠wiki経歴プロフィール!身長体重やプレー特徴は?まとめ
林高遠選手はバックハンドドライブを武器にして、東京オリンピックでも大活躍するのでしょう。張本選手をはじめとする日本のプレーヤーが、どのように戦うかとても楽しみです。
林高遠選手の益々の活躍を応援しています。
最後までご覧いただき有難うございました。
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